どのような業界であれ、その企業や業界全体がより元気になり、また生き残って行くためには業界の再編が必要です。
日本でも近年、大手電気店や銀行、あるいは出版業界などで大きな業界再編がすすみ、それによる経済の影響に多くの人が感心を抱いています。
そんな状況は日本以外でも同じであり、また、美容業界においても他の業界と同様なようです。
日本でもおなじみのおしゃれなボディケア用品を販売するメーカーである「ボディショップ」は、
ブラジルの大手ボディケア商品販売会社であるEmporio Body Store（エンポリオ・ボディ・ストア）社を買収したということがニュースになりました。
フランスのロレアルの傘下の会社であるボディショップが、
エンポリオ・ボディ・ストアの株式の過半数である51％を取得したのだそうです。
今後はさらに株式の保有数を増やしていく計画もるそうで今後が注目される動きでもあります。
ボディショップは、日本においては「ザ・ボディショップ」の店舗名でショッピングモールなどに多数出品しています。
フランスの会社であるロレアルの傘下にありますが、ボディショップそのものはイギリスの企業であり、現在も本社はイギリスになります。
ボディショップの商品の特徴は、なんといってもそのバリエーションの豊富さと、香りの豊かさにあります。
多くの商品が、フルーツや花の香りを使っており、さらにそれぞれの商品にたくさんの香りの種類があるので、選ぶだけでも迷ってしまいそうです。
そして、単にポップで可愛らしい商品を販売しているだけではないという点が、ボディショップのすごいところ。
ボディショップでは、商品を開発する過程での動物実験がなされていないものだけを扱っています。
そして、原材料として使われるものは、きちんと公正な取引のもとに輸入されたフェアトレードのものを使うなど、多少コストが高くなっても、人や地球に優しいことを重視して作られているのです。
また、動物性の原材料を一切使わずに商品を作っているので、ベジタリアンでも安心して使うことができるのだそうです。
このように、多くの社会貢献と独自のポリシーをもって展開してきた世界的な企業であるボディショップ。
エンポリオ・ボディ・ストア社の買収によって、またあらたな展開を見せてくれるかもしれませんから、今後に要注目ですね。